M様(音大卒)

M様(音大卒)からのご感想
- どんな悩みや課題がありましたか?
- 弾いている時、音が抜ける、鳴らないことがある。これは、いつも同じ場所ではない。でも、抜ける事が多いのは、弱音や速いパッセージの所。速いパッセージは、指のコントロールがうまくいっていない。速い曲は苦手意識が先行する。そして、拍子感がなくなりやすい。
特にバッハの作品になると、どのように音楽を作ったらいいかわかりませんでした。音からのイメージができないので、つまらなさを感じてしまう事が多いのです。もっといろんな発見をしながら練習したいとずっと思っていました。 - レッスンでどんな事が学べましたか?
- イメージが頭の中で少しずつ出来上がっていく過程を感じる事ができました。たった1回のレッスンで演奏が劇的に変わり、最初の一音から音への寄り添い方が変わり、体の入り方、呼吸も変わったこと。その変化の大きさに驚きました。バッハ作品にはあらゆる背景があり、それを知らないのと知ったうえでの演奏には、大きな差が生まれることもわかりました。あたりまえと思っていたことが、とても大事だということを知ることができました。
- レッスンを受けた感想は?
- 音にする前のたくさんの準備、改めて見直させられました。
普段、いかに簡単に音を出していたかと思うと、日頃の生活の中でも教えてもらったことを習慣づけれるといいなと感じました。
脱力を教えて頂き、100%実感出来たわけではないですが、実感できた時は心に届く『意味のある音』が鳴っていて、『音をつかまえている』実感がありました。音楽に空の音は存在しないんだなと感じました。
動画を見せてもらいながら、自分の変化をその場で実感できることもとても良かったです。 - 先生の印象は?
- 細かく指導していただきました。音にする前に何が大切か、しなくてはいけないこと、そのために参考にすべきこと、練習に取り入れるべきことなどたくさんの情報を頂きました。指導内容もわかりやすかったです。また、作品に対しての考えをまとめる時の導き方がとても上手だと感じました。自分の中の想いを素直に引き出してもらえたと思います。とても楽しかったです。